モスクワ/空港エキスプレス事情①ドモジェドヴォ行きアエロエクスプレス 

渋滞知らず!
モスクワ・空港エキスプレス事情-1
ドモジェドヴォ空港

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いまやモスクワ名物となった交通渋滞。
空港と市内とを結ぶ幹線道路も例外ではなく、長い車の列が連なっている。
そんな中、スケジュールの限られたビジネスマンや観光客を救うべく誕生したのが
「アエロエクスプレス」だ。第1回は、まず、ドモジェドヴォ空港編を紹介しよう。

市内⇔ドモジェドボ空港
発着駅: パヴェレツキー駅
空港-市内間の所要時間: 約45分
運行時間: 00:00~23:30(朝7:00以降はほぼ30分間隔)
運賃: 片道/300ルーブル(ビジネスクラスは500ルーブル)

日本からはJALの乗り入れ空港と知られるドモジェドボ空港。
モスクワの主要空港の中では、最も早く「アエロエクスプレス」を開通させたことも
あり、利用者も多い。

<空港から市内へ>
国際線からは「Aeroexpress」の表示に従って約10分弱、国内線からは到着口
のすぐ目の前に、チケット売り場がある。行列していることも多いので、自動券売
機を活用したい。

空港のチケット売り場
空港のチケット売り場

自動券売機
自動券売機

アエロエクスプレスの乗り場は、チケット売り場からすぐ。
切符を窓口で購入した場合は自動改札からホームへ、券売機で購入したチケッ
トは自動改札に対応していないので、警備員さんに提示して、自動改札脇の専用
通路から入れてもらう。

自動改札
自動改札

ホームには、緑色の郊外行き列車が停車していることがある。
アエロエクスプレスは赤色なので、間違えないようにしよう。
赤い色の電車がアエロエクスプレス
赤い色の電車がアエロエクスプレス

車内は簡素だがゆったりしており、あまり大きなスーツケースでなければ、
足元に置くことができる。シートの座り心地はまあまあ…だろうか。

すわり心地もなかなかのもの。渋滞でイライラするよりずっと快適だ
座り心地もなかなかのもの。
渋滞でイライラするよりずっと快適だ


列車が発車すると、ロシア語・英語でアナウンスが流れるが、音質が悪くて
ほとんど聞き取れない。とはいえ、パヴェレツキー駅が終点なので、
あまり心配することはないだろう。

しばらくすると検札係が巡回し、切符のチェックをする。
切符は終点に到着するまで捨てないこと。
(窓口、券売機とも、切符は「レシート」のような形状で紛失しやすいので
気をつけよう。)

レシートのようなチケット。降りるまで紛失しないように要注意!
レシートのようなチケット。
降りるまで紛失しないように要注意!


車内販売(飲みもの、スナック類、雑誌など)もまわってくる。
車窓の景色は素晴らしいとは言えないが、ところどころで、ロシアならではの
美しい森の木立ちを楽しめる。

車内はトイレがあると聞いていたが、私は見つけられなかった。
どちらにしてもあまりきれいではない可能性もあるので、事前に済まされることを
おすすめする。

列車は約45分で、パヴェレーツキー駅に到着。
ホームと車両との間は広いので、荷物を降ろすときには注意が必要。

大きな鉄道駅であり、ほかの列車からの乗客も多く、駅構内は大混雑している。
ここから先をタクシーで移動する場合は、待ち合わせ場所がわかりずらいので、
プラットホームの入口(もっと正確には、列車から降りた乗客が、駅構内へ入る入
口で、駅からは人が入ってこられない)でネームボードを持って待ってもらうなど、 
工夫が必要。
引き続き地下鉄を利用する人は「METPO」(ロシア語で「地下鉄」)の表示に従って
進もう。

<市内から空港へ>
ドモジェドボ空港行き列車は、モスクワ市内南部の「パヴェレツキー駅」から発着
している。(地下鉄の場合は、2号線/ザモスクヴォレツカヤ線からが近い。)

パベレツキー駅
パベレツキー駅

駅構内にも、建物の外側のあちこちにも「AEROEXPRESS」の表記があるので
分かりやすい。
チケット売り場は地下にあるが、階段しかないため、重い荷物や大きなスーツケ
ースなどがある人は注意しよう。
ここでも窓口は混雑していることが多いので、券売機が便利。

駅の乗車券売り場
駅のチケット売り場

窓口の向かい側には待合スペースがあり、一部の航空会社はここでのチェックイ
ンも可能。待合室を抜けたところに、プラットホームへの専用通路がある。
ここでは検札はほとんどなく、切符のチェックは車内で行なわれることが多い。
ホームへは再び長い階段を上ることになる。

渋滞の車の中でイライラしながら、フライトに間に合うかどうかと余計な神経を費やすこともなく、空港に行けるアエロエクスプレスは、いまや、忙しいビジネスマンにとって、必要不可欠な交通機関だ。

 

アエロエクスプレスを使って、空港到着もラクラク/ ヂニス/モスクワ


01.gifロシアでも、「時は金なり」の意識が浸透してきています。渋滞を避けて、ゆっくり新聞を読んだり、読書したりと、出発前に45分の余裕がビジネスの勝敗を決めるかも!モスクワへの個人旅行手配はネットトラベルサービスにお任せください!航空券、ホテルの予約から、車・ガイド手配や、オプショナルツアーの手配も承ります。スマイリー




モスクワでもクルーズが楽しめる!/ラディソン・クルーズ 

ラディソンクルーズでモスクワ川を遊覧しよう!
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モスクワ川は、15世紀の教会から、ソ連時代の高層建築、最新のデザイン建築、森や公園など、様々な顔をもつモスクワという町を臨みながら、ゆったりと流れる広大な川です。

夏場は、大小の船が航行していますが、昨年末より運行が始まり、モスクワっ子の間で密かにブームになりつつあるクルーズがあります。

それは、今夏オープン予定のラディソン・ロイヤル・ホテルのクルーズです。
ラディソン・ロイヤル・ホテルは、スターリン・ゴシック様式の建物を代表するウクライナホテルを改装したホテル。
目の前に桟橋があり、そこからクルーズは出発。毎日、昼(13:00)と夜(19:00、土日は17:30)に運行しています。
これが、今話題のスタイリッシュな外観がカッコイイ、クルーズ船。
クルーズ船

ランチ、ディナーをいただきながら、2時間半に渡り、ゆっくりとモスクワ市内を遊覧する・・・最高のひとときです。

今回、私は、夜のクルーズに乗ってみました。
19:30ジャストにホテル前の桟橋を出発、22:00過ぎに戻ってきました。

4月中旬に乗ったので、ちょうど折り返し地点あたりで暗くなり、復路はモスクワの夜景を堪能できました。
おそらく、8月頃も同じくらいの明るさ・暗さと考えていただいてよいでしょう。

では、クルーズのルートを写真と共にご紹介しましょう!

右手に見えてくるのは、キエフ駅。
キエフ駅

その対岸に見えてくるのは、ノヴォデヴィチ修道院。
ノヴォデヴィチ修道院

丘の上にそびえ立つモスクワ大学。これもスターリン・ゴシック様式建築のひとつ。
モスクワ大学

左手に目を向けると、ルジニキー・スタジアムが見えてきます。
サッカーの試合や、コンサートも行われるドームです。
ルジニキー・スタジアム

次に右手に見えるのが、科学アカデミー。とても変った形の建物です。
科学アカデミー

ココは市民の憩いのアミューズメントパーク、ゴーリキー公園。
観覧車や、ちょっとした絶叫マシン、ローラーコースターもあります。
ゴーリキー公園

こちらは、ユニークなフォルムのピョートル大帝の像とチョコレート工場跡。
ピョートル大帝像とチョコレート工場跡

クレムリンが見えてきます。
クレムリン

芸術家アパートが堂々とした姿を現します。
このクルーズで見られる3つ目のスターリン・ゴシック様式の建物。
芸術家アパート

折り返し地点は、スイソテルとドム・ムージキがランドマーク。
空がそろそろ美しい薄暮に変ってきました。
スイソテルとドム・ムージキ

クレムリンも昼間とは違う顔。
クレムリン手前

ワシリー寺院もライトアップされて、その美しさを増しています。
ワシリー寺院夜景

救世主キリスト大聖堂の夜景は、荘厳で美しさに胸を打たれます。
救世主キリスト大聖堂

終点が近づくと、ホワイトハウスが見えてきます。
ホワイトハウス

終点は、出発地点のラディソン・ロイヤル・ホテル前。
ラディソン・ロイヤル・ホテル

どうでしたか?モスクワ川から眺める町の風景、風情がありますよね。
次は、船内とお食事をご案内。
どうしても心配になるのは、トイレのこと。キレイかどうかちょっと不安
でも、大丈夫。掃除の行き届いた清潔なトイレです。
トイレ

船内も、景色を見ながら、ゆったりお食事を楽しめます。
船内

お食事は、ランチ・ディナーとも、セットメニューとアラカルトがあり、英語メニューもあるので、注文も簡単です。

メニューは前菜、サラダ、メインと3種類から選べるのですが、夕食は白身魚のフライ(写真)しか選択肢がなさそうです。

前菜
前菜

サラダ
サラダ

メイン白身魚のフライ
メイン/白身魚のフライ

ドリンクの料金をご案内しましょう。
ウォッカ:140~200ルーブル、その他、ウィスキー・ブランデーなどの蒸留酒あり。
生ビール・バルチカ”:120ルーブル(330ml)、170ルーブル(550ml)
ワイン:280ルーブル
フレッシュジュース:170ルーブル
ジュース:120ルーブル
コーヒー、紅茶:120ルーブル

その他、アラカルトメニューは

サラダ類:300-500ルーブル
スープ(ボルシチ、サリャンカ):160ルーブル
メイン(肉料理・魚料理):900ルーブル
デザート:約300ルーブル

*上記料金は全て、2010年4月現在のもの。クルーズ運行会社の都合により、変更になる場合がありますので、ご了承ください。

冬場は凍結したモスクワ川を「砕氷船クルーズ」として航行しており、四季折々のモスクワを堪能できる素晴らしいクルーズとして、今後、人気が高まってきそうです。

ロシアにご旅行の際は、ペテルブルグだけでなく、モスクワでもクルーズを楽しまれてみてはいかがでしょうか?

 

夕焼けから夜景に変るモスクワの美しい夜をクルーズで満喫!/マリー/モスクワオフィス



01.gif今年はモスクワがお勧めです。ホテルの料金がぐっとお手頃になってきました。4月から5月の新緑が輝く季節、ぜひお出かけください。モスクワ、サンクトペテルブルグへの個人旅行は、ネットトラベルサービスにお任せください!スマイリー


レストランの料理教室でエストニアのテイストをマスターせよ! 

レストランKöökでエストニア料理体験!tsuru_blue_20100407161134.gif

スタイリッシュなレストランが増えたタリンにおいて、他とは異なるコンセプトを持ったレストランがあります。その名も「レストラン Köök」。Köökとはエストニア語でキッチンを意味し、ここでは旅行者も料理作りに参加できるのです。日本ではあまり食する機会のない食材や調理法に驚いたり、手にする機会の無いその国独自のキッチンツールを発見し、その機能に関心したりと、とっても刺激的でステキな体験を味わうことができるのです。それもステキなオープンキッチンで。
素敵なオープンキッチン
素敵なオープンキッチン

レストランには料理を教えて下さるシェフが6-7人いらっしゃいますが、今回私たちにお料理を教えて下さったのは笑顔の優しい Ingrem先生。先生のご両親はサーレーマー島でダチョウ園を営んでいるそうで、この日のメインはダチョウのロースト。前菜のジュレとデザートのムースはレストラン側で既に用意してくれました。
Ingrum 先生
笑顔の優しいIngrem先生

この日のメニュー:ダチョウメニュー

カニと季節野菜のジュレ
カニと季節野菜のジュレ

ダチョウ肉のローストラズベリーソース添え、野菜のオーブン焼きと共に
ダチョウ肉のローストラズベリーソース添え

ブルベリームースビルベリーソースかけ

もちろん、これらを全部私たちが作ることはできないので、今回は、大事なポイントを抑えて、部分的に調理しています。調理の内容をご紹介しますね。
前菜 : ジュレに添えるサラダ作り オーブン焼きしたビーツをスライスし、コリアンダー、オリーブオイル、ニンニク、バルサミコで和える。リンゴソースとジンジャーを混ぜ、ベビーリーフと和える
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普段、お料理とは無縁の男性たちも、
にっこり顔でクッキングを楽しんでました


メイン: ダチョウ肉に添えるソースと野菜のオープン焼き作り
ベリーを潰し、ザルでこしながら、リキュール類・バターとともに混ぜ合わせ、ソース作り
人参、ジャガイモ、根セロリなどをスティック上に切り、オープンで焼く。
デザート: 添えるソース作り
ベリーを潰し、ザルでこしながらリキュール類とともに混ぜ合わせ、ソース作り
kook 05
お料理に集中してたので、カメラを向けられ、思わずびっくり!

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調理の後は、一緒に参加したメンバーたちと、楽しく試食会。

ボリュームもあり、食べ始めが21:00を廻っていたので、完食とまではいきませんでしたが、皆でワイワイ言いながら料理を作るのは楽しいものです。エプロン姿の仲間の姿にも何故か心和むひと時でした。日常に戻っても、教わった食材や調味料の組み合わせを思い出すことで旅の思い出がより身近に感じられるそんなステキな体験となりました。

レストランKöökのHP(英語):↓

http://www.kook.fi/en/


 

あっという間にエストニア料理をマスター!/ Yasmin /東京オフィス


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レストランKöökの料理教室は、6名から手配可能です。
事前予約が必要となりますので、料金などの詳細もあわせてネットトラベルサービスにお問い合わせください!

01.gifエストニアの首都タリンは、観光だけでなく、体験プログラムも充実しています。エストニアへの個人旅行は、ネットトラベルサービスにお任せください!スマイリー

ロシアの新幹線「サプサン号」に乗ってみよう! 

ロシアの新幹線「サプサン号」に乗ってみよう!
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精悍なサプサン号
精悍な面構えのサプサン号

2009年12月に運行が始まった列車「サプサン号」は、モスクワ―サンクト・ペテルブルク間を3時間45分で走る、ロシア版新幹線です。

最高時速250キロのこの列車は、車両も新型で、ハード・ソフト面とも新幹線と似ています。全10車両から成り、内2両が1等車、1両が食堂車、7両が2等車です。

実際は時速350キロで走行可能だそうですが、ロシアの最高法定速度(250キロ)
に準じています。

06:45、13:00、19:00(4月より出発時刻が変更になります)に、モスクワ・ペテルブルクをそれぞれ出発する「サプサン号」は、出発30-40分前から乗車できます。

列車に乗り、座席へ。
1等車は革張りのシート、2等車は布のシートですが、どちらも座り心地は快適です。
1等車の座席
1等車の座席
1等車の並び
1等車はこんな感じ

2等車
2等車もなかなかのもの

フットレストがあり、ヘッドフォンがついているので、音楽や映画を楽しむことができます。
フットレスト
フットレスト

1等車では、スリッパ、耳栓、アイマスク、新聞が配布されますので、上手に利用しましょう。
アメニティ
充実のアメニティ

定刻通りに出発すると、最初は新幹線に比べて少し揺れるのが気になりますが、徐々になれてくると、快適な乗り心地になります。

トイレもとても便利です。
清潔なトイレ
清潔なトイレ

1等車はドリンク・食事サービス、2等車はドリンク・軽食の車内販売があります。

1等車の朝の食事をご紹介しましょう。


まずはドリンクのサービス



コーヒーまたは紅茶とフルーツ

 まずはドリンクのサービス

 コーヒーまたは紅茶とフルーツ


前菜
前菜

ブリヌィ
メインのブリヌィ(ロシア風パンケーキ)
*メインにはツナ入りマッシュポテトもあります


ドリンクはワインやコニャックなどのアルコールもいただけます。
昼食、夕食は、メインが肉料理・魚料理など3種類からのチョイスとなります。

2等車の車内販売
また5号車が食堂車になっていて、サンドイッチ、スイーツなどの軽食からサラダ、パスタ、メインなどのお料理もオーダーでき、コンビニのお弁当のように運びやすく、食べやすくパッケージしてくれます。
食堂車で購入したサンドイッチ120ルーブル
食堂車で購入したサンドイッチ120ルーブル

車内で乗務員に、到着後のタクシーやホテル手配をお願いすることも可能です。
乗務員は英語を話しますし、車内のアナウンスはロシア語・英語の両方でありますので、ロシア語を話さないツーリストの方も安心です。

列車は定刻通りに目的地へ到着。

まさにサプサン(日本語でハヤブサという意味)のような、美しく速い列車で、さわやかにモスクワ-サンクトペテルブルク間を駆け抜けてみてはいかがでしょうか?


 

ロシア版新幹線に思わず感心!/ マリー/モスクワオフィス




01.gif今年はモスクワがお勧めです。ホテルの料金がぐっとお手頃になってきました。4月から5月の新緑が輝く季節、ぜひお出かけください。モスクワ、サンクトペテルブルグへの個人旅行は、ネットトラベルサービスにお任せください!スマイリー

列車で行こう!シベリウス号でヘルシンキからペテルブルグへ/最終回 

ヘルシンキから
サンクトペテルブルグへ!
鉄道の旅
<最終回>

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読者の皆さん、シベリウスで行くヘルシンキからサンクトペテルブルグへの旅、いよいよ今回が最終回です。食堂車の様子など、お楽しみください。長旅でしたが、実際の列車旅行と同じく、内容充実で、お楽しみいただけましたでしょうか?
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電車食堂車を覗いてみよう!

Vyborgを出発すると、食堂車が再度オープンするというアナウンスあり。入国審査も済んだことだし、あとは終点までまだ時間もあるから、食堂車へ。
シベリウス食堂車
にぎわう食堂車

明るい食堂車は、カウンターに、メニューがあり、フィンランド語、英語、ロシア語で表示されている。メニュー表示はユーロだが、ルーブルも、クレジット・カード(American Express, Visa,Diner's Club, MasterCard) が使えるとのこと。38席のシートとカウンタータイプのシートが5席ほど。かなり混んでいる。テイクアウトもできるメニューも多い。
シベリウス食堂車座席
食堂車内は混みあっていた
シベリウス料理
VATのリファンドで冷や汗をかいたせいか、
ビールも料理も格別美味しい!


メニューは、フィンランドっぽいものが多かった。カウンターで注文をし、支払いを済ませ、時間のかかるものは、番号札を渡され、料理が出来ると、テーブルに持ってきてくれる。
ちなみに、ロシアのレーピン号の食堂車は、違う雰囲気で、ロシアっぽい。メニューは通常のレストラン同様、メニューを渡され(ロシア語と英語)、係員がオーダーを聞き、注文の品を運んできてくれる。清算は通常食後に係員に清算をする旨告げてから、請求書を持ってきてもらうという、普通のレストラン方式をとっている。シベリウス号の方が、合理的で、沢山の人数をさばけるが、ロシアのレーピン号の方が、おっとりとして情緒があるようにも感じるのはひいき目だろうか。
当たり前のことに、気がついたのだが、シベリウス号では、ユーロで払う方がルーブルで払うよりレートが良い。レーピン号は逆だ。でも、同じ区間を走っていても、物価的には、シベリウス号の食堂車の方が、レーピン号より高い。ロシアの人間が、ヘルシンキの物価の高さに驚くのと同じように、列車の中も同じようにできている。そういえば、シベリウス号の食堂車には、フィンランド人や他のヨーロッパ人が多かった。「お弁当」のようなものを持参しているのは、ロシア人が多いように見えたのは気のせいだろうか。

食べ物のことで、もうひとつ気がついたのは、レーピン号には、サンクトペテルブルグ発ヘルシンキ行きでも、その逆でも、軽食サービスが付いている。内容は、ミニ・ロールのようなケーキ+ヨーグルト+ジュースか、ロシア製缶ビール+パン+サラミやナッツのようなつまみのチョイスがある。そして、各車両担当の車掌が適度に、コーヒーや紅茶(有料)の注文を聞いて、運んできてくれる。シベリウス号には、軽食サービスはない。代わりに各車両の端に、無料で飲料用の水のボトルとコップが備え付けてあるだけ。
レーピン_軽食
レーピン号の軽食

シベリウス水
シベリウスの各車両には飲料水のボトルが
設置されている


そうこうしているうちに、列車は終点に近づいてくる。小さくても、こぎれいだったフィンランドの建物が、なんとなく大きくて、あちこちがボロなロシアの建物に変わってくるうちに・・・。車窓の白樺の雑木林の色まで、なんだか違う気がする。気のせいだろうか・・・。  
フィンランドsmall
終点のフィンランド駅(ペテルブルグ)は、威圧感さえある

ペテル駅キオスク
フィンランド駅(ペテルブルグ)のキオスク。寂寞

現在は、ロシアもかなり豊かになり、ものが豊富になったが、それでもロシアからお隣の北欧へ出かけると、いつも不思議な感じがする。隣りの芝生は青く見えるというが、お隣のスカンジナビアの国々は、何となく、明るくて、そしてそれが、整然と規則正しい美しさから構成されていることに、ロシア暮らしの者には、まぶしい気すらするのだ。
同じ寒い国でありながら、冬に降る雪の種類さえ、違っているのではないかと疑ってしまう。だからと言って、整然とした、お隣りに長く留まっていたい訳ではなく、用事が済むと、いそいそと、きちんと片付いた隣家から、混沌とした自分の家(ロシア)へと帰り支度をしてしまう。ロシア人がよく使うフレーズのように。
「お客に行くのは良い。でもうちはもっといい。」
 
最後にソ連時代からある、ロシアの小話をひとつ。

薄暗い地面の中に住む、ミミズの父と息子が、地面からちょっと顔を出して話している。
「パパ、あの遠くにきらきら光って見える青いものはなぁに?」
「息子よ。あれは空って言うのだよ。」
「ふーん。パパ、あのきらきら輝く緑色はなぁに?」
「あれは新鮮な木の葉っぱというんだ。」
「へぇ。パパ、じゃ、あのきれいな良い匂いのするものは?」
「息子よ、あれは花というんだよ。」

「・・・・ パパ、どうして、僕たちは、暗くて、じめじめ湿っぽくて、汚いところで、腐った
葉っぱを食べて生きているの?」
「息子よ。それは、そこが祖国だからだ。」

 

シベリウス号の列車の旅を書いてくれた人:ペテルブルグっ子/ペテルブルグオフィス


01.gif晩秋のロシアに急げ!雪が降る前のロマンチックなロシアで芸術を楽しもう!モスクワ、サンクトペテルブルグへの個人旅行手配はネットトラベルサービスにお任せください紅葉したモミジバフウの葉03(白い背景付き) †SbWebs†


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