「大エルミタージュ美術館展/オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」開催!  

「大エルミタージュ美術館展/オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」

一生に一度は行きたい美術館はいくつかあると思いますが、間違いなくその一つは、エルミタージュ美術館といえるでしょう。

ここで嬉しいお知らせ!今年は東京・名古屋・神戸でエルミタージュの素晴らしい絵画たちに出会うことができるんです。
今回展示の中心となるのは、17世紀から18世紀にかけての作品です。

この時代の画家たちは「オールドマスター」と呼ばれ、「昔日の」また、長い歳月の試練をくぐり抜けた「保証つきの」、「古典的な」
ニュアンスがあります。

エルミタージュ美術館の膨大なコレクションの中心をなすのは、17世紀、つまりバロック時代とその流れをくむ18世紀のロココ時代の作品です。

今回の美術展は出品作が全てオールドマスターの力作(油彩)で、85点を数えます。
作品の構成としては、今回の美術展には16世紀ルネサンスから17 18 世紀のバロック、ロココまでのヨーロッパ絵画のほぼ全ての主要 な流派を 網羅しています。クラー ナハ、テイツィアーノ、 スルバラン、レンブラント、ヴァン・ダイク、ゲインズバラ、フラゴナールを始めとする多くの画家たちの名画ばかりを集めた展示です。
出展される油彩85点すべてがエルミタージュ美術館の常設展示作品、すなわち美術館の顔ともいうべき作品群です。
展覧会では、選び抜かれたこれらの作品を国、地域別に展覧してしていきます。西洋絵画 の王道ともいえる珠玉のコレクションは、まさにエルミタ ー ジュ美術館展の 決定版といえるでしょう。

プロローグ
18世紀後半にロシア帝国を統治し、その拡大と強化に貢献した女帝として知られるエカテリーナ2世は、エルミター ジュ美術館を世界有数の大美術館に育て上げた人物でもあります。展覧会の官頭を飾る絵画は、そのエカテリーナ2世の戴冠式の姿を描いた肖像画です。 勤勉で教養豊か、知性溢れる女帝の堂々たる姿が表されています。

エリクセン
ウィギリウス・エリクセン【戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像】1760年代
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18


今回のブログでは、各章のテーマと代表的な絵画を紹介していきます。

第1章 イタリア: ルネサンスからバロックへ

ティツィアーノ
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ【羽飾りのある帽子をかぶった若い女性の肖像】1538年
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18


穏やかな眼差しでこちらを見つめるこの若い女性は、性格描写、内面描写という点では多 少物足りない点はありますが、人物以外で興味を引くのは頭部の飾りです。白いダチョウの羽飾りのついたカンカン帽はハイカラともオシャレともいえますが、見方によってはどことなくボーイッシュな印象で、彼女はここで男性用の帽子を借りて男装 を楽しんでいるとの説もあります。いわゆるコスプレのはしりともいえます。

第2章 オランダ: 市民絵画の黄金時代

デ ホーホ
ピーテル・デ・ホーホ【女主人とバケツを持つ女中】1661-1663年頃
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18


日本におけるデ・ホーホの知名度はフェルメールのそれより遥かに落ちますが、室内画、風俗画のスペシャリストとして有名です。彼は一時、フェルメールの町のデルフトlこ滞在していたので、2人がそこ で何らかの接点を持ったことは十分考えられます。年齢的にはデ・ホー ホが3歳年長とはい え、ほぼ同世代。似たような絵を描いたとしても不思議はありませんが、この絵はフェルメールが (2点の風景を除けば) 取り上げなかった戸外の日常生活のひとコマを描いています。デ・ホー ホは遠近法的な空間描写にも優れた画家で、ここでは黒 と白の碁盤目( 斜めから見るので菱形に見えるが) の床、その先の半聞きの格子戸から 木立の向こうの家に至るまで、巧みな遠近表現がなされています。

第3章 ブランドル:バロック的豊穣の時代

ヨルダーンス
ヤーコプ・ヨルダーンス【クレオパトラの饗宴】1653年
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18


「クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、世界の歴史は変っていただろう」という哲学者パスカル の言葉でも有名なクレオパトラは、紀元前1世紀のエジプトの王妃。彼女をめぐる様々な伝説は絵 にも描かれていますが、特に有名なのはここにある 「 饗宴」 と、戦いに敗れ、進退きわまって毒蛇に体を 噛ませて自ら命を絶つ場面です。クレオパトラの饗宴に招かれたローマの将軍アントニウスはその 盛観に圧倒されますが、クレオパトラは世俗の財宝、富には頓着しないことを見せるため、高価な真珠 の耳飾りを外してそれをワイングラスに入れて溶かし、そのワインを飲んだといいます。美男美女に豪勢な 宴会というバロック好みの主題です。ここでのクレオパトラとアントニウスは古代エジプトの王妃とローマの将軍というより、彼らlこ扮したフランドルの土臭い庶民に近い感じです。ル一ペンスの弟子だったヨルダーンスの持ち味は上品、優美、洗練というより、ここにあるような民衆的な泥臭さとエネルギ一、顔に現れた キャラ の濃さでした。

第4章 スペイン: 神と聖人の世紀

スルバラン
フランシスコ・デ・スルバラン【聖母マリアの少女時代】1660年頃
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18


ルタ一、カルヴァンの宗教改革に対する反宗教改革のうねりは16世紀後半か ら17世紀にかけて イタリア、スペインな どのカトリック諸国を席巻しました。その中心にあったのはイエズス 会で、その厳格な教義は同時代の美術にも大きな影響を及ぼしています。当時 のスペイン絵画の文句なしの横綱をベラスケスとすれば、スルパランは大関といってよいでしょう。スルバランでよく知られているのは、徹底したリアリズムと劇的な明暗表現による成人や修道僧の絵です。それだけにこの愛らしい幼いマリア像は、この画家としては異例ともいえます。

第5章 フランス:古典主義的バロックからロココへ


フラゴナール
ジャン=オノレ・フラゴナールとマルグリット・ジェラール【盗まれた接吻】1780年代末
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18



この絵のタイトルにある 「盗まれた」 とは「予期せぬ」 、「不意打ちの」 とも言い換えられるますが、彼女は抵抗らしい抵抗もせず、むしろ青年の方に 身を寄せています。彼女が気にしているのは彼女の視線の先( 画面右) の隣室にいる人々に 気づかれないかということです。ロココ的な 「戯れの恋」 が主題ともいえますが、作者については、現在はフラゴナールと、彼の義理の妹で、弟子だったマルグリット・ジェラールとの共作説が 有力です。彼女も才能ある画家で、この絵のドレスその他に見られる克明、繊細な細部描 写は彼女のものとされます。

第6章 ドイツ・イギリス:美術大国の狭間で

クラーナハ
ルカス・クラーナハ【林檎の木の下の聖母子】1530年頃
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18


デューラーとともにドイツ ・ルネサンスを代表するクラ一ナハは若い頃、ウィーンに滞在した後、ドイツの地方都市ウィッテンベルクの宮廷画家として活動しました。おそらくクラ一ナハは、イタリアにも行かなかったと思われ、ある意味ではローカルな画家と言えます。彼がドイツ的な独自の芸術を創造しえたのはそれが幸いしたとも言えます。この「聖母子」 に見られる聖母の広い額、切れ長の目、小さな、いわゆるオチョボ口、ややとがった顎、長く 美しいブロンドの髪などは、彼の他の聖母にも見られる特徴です。こちらを見ている幼いキリストはリンゴとパン切れをつかんでいますが、楽園( エデン) のリンゴはアダムとイヴが神の戒めに反して口にしたもの、つまり原罪 のシンボルです。その罪をキリストが十字架にかかって償うことになるのですが、パンもキリストが「最後 の晩餐」 で自らの体と見たもの(聖体)で、いずれもキリストによる救済のシンポルです。聖母の頭部を飾るかのように豊かに実ったリンゴも原罪とその贖罪のシンボルです。


今回の「大エルミタージュ美術館展」は、作品も素晴らしいのですが、ミュージアムショップも充実していて、チェブラーシカグッズやひまわりの花びらをちりばめた「エカテリーナⅡティー」など、見逃せないグッズが盛りだくさんです。
皆さんもぜひいらしてください!


<開催期間>2017年3月18日(土)-6月18日(日)

<会場>森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)
〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1
展覧会公式HP : http://hermitage2017.jp//



<開館時間>午前10時-午後8時(火曜日は午後5時まで、但し5/2は午後8時まで)
※入館は閉館の30分前まで

<休館日>5月15日(月)

<観覧料>
一般:1,600円(当日)/1,400円(団体)
大学生:1,300円(当日)/1,100円(団体)
中高生:800円(当日)/600円(団体)
団体は15名以上

<お問い合わせ先>03-5777-8600(ハローダイヤル)

<主催>エルミタージュ美術館、日本テレビ放送網、読売新聞社、BS日テレ、森アーツセンター
<後援>外務省、駐日ロシア連邦大使館、ロシア連邦交流庁(Rossotrudnichestvo)

<特別協賛>大和ハウス工業
<協賛>光村印刷、損保ジャパン日本興亜

<協力>フィンエアー、フィンエアーカーゴ、日本貨物航空、日本通運、JR東日本、
CS日テレ、ラジオ日本、J-WAVE、文化放送、TOKYO MX、テレビ神奈川

02_20120420151303.gif読者プレゼントのお知らせ02_20120420151303.gif
■好評のうちに締め切らせていただきました!■


「Privet ! ロシア」では、読者の皆さんに「大エルミタージュ美術館展」の入場チケットを5組10名様にプレゼントいたします💛
ご希望の方は、件名に「大エルミタージュ美術館展読者プレゼント」と明記いただき、4月21日(金)までに
以下をご記載の上、メールにて hokuo-travel@tumlare.com までお送りください。希望者多数の場合は、厳正なる抽選のうえ、チケットの発送を持って発表に代えさせていただきます。
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