お薦めイベント/魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展! 

魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展
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今回皆さんにお薦めする展覧会は、国立新美術館で開催中の「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」です。
青神の衣裳
  「バレエ・リュス」?何でしょう?
 フランス語で「ロシアバレエ」のことなのです。
 ロシアのバレエは、ボリショイ・バレエ、マリインスキー・バレエに代表されるようにロシア芸術の代名詞であり、世界中のバレエファンを魅了していますね。
 実は今から100年程前、20世紀初頭の動乱の時代にヨーロッパやアメリカの舞踏・舞台デザインの世界に革命をもたらしたバレエ団があったのです。
 それが、ロシアの地方貴族の子息ディアギレフによって主宰された 「バレエ・リュス」です。
 「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」では、オーストラリア国立美術館が有する世界屈指のバレエ・リュスのコスチューム・コレクション32演目、約140点の作品を中心に、デザイン画や資料などを併せて 魅力の全貌を紹介しています。

↑レオン・バクスト「青神」の衣裳(《青神》より)1912年頃
 オーストラリア国立美術館



バレエ・リュスは、ロシア帝室バレエ団出身のメンバーが中心となり、パリをはじめヨーロッパ各地やアメリカ、オーストラリア等で公演しました。
 ディアギレフの慧眼により、バレエ・リュスは、伝説のダンサー兼振付師、ワツラフ・ニジンスキーやジョージ・バランシン、セルジュ・リファールなど、 20世紀バレエの革新に大きく貢献した振付師を輩出しました。
 作曲家ストラヴィンスキーが、広く世に知られる契機となったのも、ディアギレフに依頼されバレエ・リュスのために作曲した「火の鳥」、 「春の祭典」等の作品です。

薔薇の精ニジンスキ―
ディアギレフ没後、バレエリュスは解散しますが、セルジュ・リファールはパリ・オペラ座の芸術監督を務め、バランシンはニューヨーク・シティ・バレエ団の母体をつくるなど、世界各地のバレエ団の礎はバレエ・リュス出身のダンサーたちによって築かれました。
右はワツラフ・ニジンスキーの「薔薇の精」の写真。彼の空を飛ぶような軽やかな跳躍は観る者を驚かせたといいます。
オーギュスト・ベール《薔薇の精》─ニジンスキー 1913年 オーストラリア国立美術館→


今回は、デビューから時代を追って展示してあるので、その歴史と変遷をわかりやすくご覧いただけます。

音声ガイドでは、K-BALLET COMPANY(K バレエカンパニー)芸術監督・熊川哲也氏も出演します。


初期(ロシア・シーズン/1909年-1913年)
バレエ・リュスは、1909年にパリで鮮烈なデビューを果たします。その後短期間のうちに、シェエラザード、ペトルーシュカ等の傑作を次々と発表、一世を風靡します。
1911年頃には、伝説のダンサー、ニジンスキーが振付を手掛けるようになりました。「牧神の午後」、「春の祭典」は初演当初物議をかもしたものの、バレエ史に残る演目として知られています。
この時期、鮮やかな色彩で東洋のエキゾティシズムやロシア的な原始性を最高度のテクニックで表現したバレエ・リュスは、異国情緒あふれる甘美な作品を多く生み出しました。

「シャー・ゼーマン」の衣装(部分)

small「ピエロ」の衣装

 レオン・バクスト
「シャー・ゼーマン」の衣裳 (部分)
(《シェエラザード》より)1910-30年代
オーストラリア国立美術館
 レオン・バクスト
「ピエロ」の衣裳(《カルナヴァル》より)
1910年頃
オーストラリア国立美術館




small「ボロヴェツ人の少女」「ボロヴェツ人の戦士」の衣装

small三人の「海賊」の衣装

 ニコラス・レーリヒ
「ポロヴェツ人の少女」、
「ポロヴェツ人の戦士」の衣裳
(《イーゴリ公》の《ポロヴェツ人の踊り》より)
1909年頃-37年、オーストラリア国立美術館
 レオン・バクスト
三人の「海賊」の衣裳(《ダフニスとクロエ》より)
1912年頃 
オーストラリア国立美術館


Ⅱ.中期(モダニズムの受容/1914年-1921年)
ディアギレフはそれまでの東洋趣味から離れ、パリで活躍していたピカソやジャン・コクトーら若手アーティストを積極的に取り込みました。

Ⅲ.後期(モンテカルロ/1921年-1929年)
この時期、モダンで洗練された作品が数多く生み出されました。
一方ディアギレフはチャイコフスキー作品などの伝統的なクラシック・バレエの最高傑作を西欧に紹介したいと考え、「眠り姫」、「オーロラの結婚」なども上演しています。
また、音楽家プロコフィエフの若き才能を見抜き、道化師や、ソヴィエト社会をロシア構成主義的な作風で表現した「鋼鉄の踊り」の作曲を依頼しました。


「侍女」の衣装

「女性労働者」の衣装

 レオン・バクスト
「侍女」の衣裳(《眠り姫》より)1921年頃
オーストラリア国立美術館
 ゲオルギー・ヤクーロフ
「女性労働者」の衣裳(《鋼鉄の踊り》より)1927年頃
オーストラリア国立美術館


Ⅳ.バレエ・リュス解散後(バレエ・リュス・ド・モンテカルロを中心に)
ディアギレフ没後、バレエ・リュスは解散し、触発されたバレエ団が数多く誕生しました。今回の展覧会では、中でも重要だった「バレエ・リュス・ド・モンテカルロ」の衣装を展示しています。

02_20130729183906.gif魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展02_20130729183906.gif

国立新美術館

会期:2014年6月18日(水)~9月1日(月)
会場:〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
開館時間:10:00~18:00、金曜日、8月16日(土)、23日(土)、30日(土)は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
休館日:火曜日(ただし8月12日は開館)
観覧料(税込):
一般:(当日)1,500円、団体(20名以上)1,300円
大学生:(当日)1,200円、団体(20名以上)1,000円
高校生:(当日)600円、団体(20名以上)400円
中学生以下の方及び障害者手帳をご持参の方と付き添いの方1名:入場無料
お問い合わせ:ハローダイヤル/03-5777-8600

URL :↓

http://www.tbs.co.jp/balletsrusses2014/


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