列車で行こう!シベリウス号でヘルシンキからペテルブルグへ/最終回 

ヘルシンキから
サンクトペテルブルグへ!
鉄道の旅
<最終回>

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読者の皆さん、シベリウスで行くヘルシンキからサンクトペテルブルグへの旅、いよいよ今回が最終回です。食堂車の様子など、お楽しみください。長旅でしたが、実際の列車旅行と同じく、内容充実で、お楽しみいただけましたでしょうか?
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電車食堂車を覗いてみよう!

Vyborgを出発すると、食堂車が再度オープンするというアナウンスあり。入国審査も済んだことだし、あとは終点までまだ時間もあるから、食堂車へ。
シベリウス食堂車
にぎわう食堂車

明るい食堂車は、カウンターに、メニューがあり、フィンランド語、英語、ロシア語で表示されている。メニュー表示はユーロだが、ルーブルも、クレジット・カード(American Express, Visa,Diner's Club, MasterCard) が使えるとのこと。38席のシートとカウンタータイプのシートが5席ほど。かなり混んでいる。テイクアウトもできるメニューも多い。
シベリウス食堂車座席
食堂車内は混みあっていた
シベリウス料理
VATのリファンドで冷や汗をかいたせいか、
ビールも料理も格別美味しい!


メニューは、フィンランドっぽいものが多かった。カウンターで注文をし、支払いを済ませ、時間のかかるものは、番号札を渡され、料理が出来ると、テーブルに持ってきてくれる。
ちなみに、ロシアのレーピン号の食堂車は、違う雰囲気で、ロシアっぽい。メニューは通常のレストラン同様、メニューを渡され(ロシア語と英語)、係員がオーダーを聞き、注文の品を運んできてくれる。清算は通常食後に係員に清算をする旨告げてから、請求書を持ってきてもらうという、普通のレストラン方式をとっている。シベリウス号の方が、合理的で、沢山の人数をさばけるが、ロシアのレーピン号の方が、おっとりとして情緒があるようにも感じるのはひいき目だろうか。
当たり前のことに、気がついたのだが、シベリウス号では、ユーロで払う方がルーブルで払うよりレートが良い。レーピン号は逆だ。でも、同じ区間を走っていても、物価的には、シベリウス号の食堂車の方が、レーピン号より高い。ロシアの人間が、ヘルシンキの物価の高さに驚くのと同じように、列車の中も同じようにできている。そういえば、シベリウス号の食堂車には、フィンランド人や他のヨーロッパ人が多かった。「お弁当」のようなものを持参しているのは、ロシア人が多いように見えたのは気のせいだろうか。

食べ物のことで、もうひとつ気がついたのは、レーピン号には、サンクトペテルブルグ発ヘルシンキ行きでも、その逆でも、軽食サービスが付いている。内容は、ミニ・ロールのようなケーキ+ヨーグルト+ジュースか、ロシア製缶ビール+パン+サラミやナッツのようなつまみのチョイスがある。そして、各車両担当の車掌が適度に、コーヒーや紅茶(有料)の注文を聞いて、運んできてくれる。シベリウス号には、軽食サービスはない。代わりに各車両の端に、無料で飲料用の水のボトルとコップが備え付けてあるだけ。
レーピン_軽食
レーピン号の軽食

シベリウス水
シベリウスの各車両には飲料水のボトルが
設置されている


そうこうしているうちに、列車は終点に近づいてくる。小さくても、こぎれいだったフィンランドの建物が、なんとなく大きくて、あちこちがボロなロシアの建物に変わってくるうちに・・・。車窓の白樺の雑木林の色まで、なんだか違う気がする。気のせいだろうか・・・。  
フィンランドsmall
終点のフィンランド駅(ペテルブルグ)は、威圧感さえある

ペテル駅キオスク
フィンランド駅(ペテルブルグ)のキオスク。寂寞

現在は、ロシアもかなり豊かになり、ものが豊富になったが、それでもロシアからお隣の北欧へ出かけると、いつも不思議な感じがする。隣りの芝生は青く見えるというが、お隣のスカンジナビアの国々は、何となく、明るくて、そしてそれが、整然と規則正しい美しさから構成されていることに、ロシア暮らしの者には、まぶしい気すらするのだ。
同じ寒い国でありながら、冬に降る雪の種類さえ、違っているのではないかと疑ってしまう。だからと言って、整然とした、お隣りに長く留まっていたい訳ではなく、用事が済むと、いそいそと、きちんと片付いた隣家から、混沌とした自分の家(ロシア)へと帰り支度をしてしまう。ロシア人がよく使うフレーズのように。
「お客に行くのは良い。でもうちはもっといい。」
 
最後にソ連時代からある、ロシアの小話をひとつ。

薄暗い地面の中に住む、ミミズの父と息子が、地面からちょっと顔を出して話している。
「パパ、あの遠くにきらきら光って見える青いものはなぁに?」
「息子よ。あれは空って言うのだよ。」
「ふーん。パパ、あのきらきら輝く緑色はなぁに?」
「あれは新鮮な木の葉っぱというんだ。」
「へぇ。パパ、じゃ、あのきれいな良い匂いのするものは?」
「息子よ、あれは花というんだよ。」

「・・・・ パパ、どうして、僕たちは、暗くて、じめじめ湿っぽくて、汚いところで、腐った
葉っぱを食べて生きているの?」
「息子よ。それは、そこが祖国だからだ。」

 

シベリウス号の列車の旅を書いてくれた人:ペテルブルグっ子/ペテルブルグオフィス


01.gif晩秋のロシアに急げ!雪が降る前のロマンチックなロシアで芸術を楽しもう!モスクワ、サンクトペテルブルグへの個人旅行手配はネットトラベルサービスにお任せください紅葉したモミジバフウの葉03(白い背景付き) †SbWebs†


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