ペテルブルグのお勧め観光スポット/シェレメチェフ宮殿と音楽博物館 

シェレメチェフ宮殿と楽器博物館 
音楽の都ペテルブルクの歴史を辿って
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今回の「プリヴェット!ロシア」では、音楽の都サンクトペテルブルグらしい、お勧め観光スポットをご紹介いたします。
サンクトペテルブルクは、いくつもの運河や川が街に彩を添えています。なかでも、フォンタンカ川は、ネフスキー通りと交差する他の2本の運河(モイカ、グリボエードフ)よりも、川幅が広く、美しい宮殿が立ち並んでいます。
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景観の美しいフォンタンカ川

とくにネフスキー通りにかかるアニチコフ橋周辺はさながらパリのセーヌ川のような雰囲気があり、若者たちのデートスポットとしても有名です。

そこから歩いて5分ほどいったところにあるのが、今回ご紹介するシェレメチェフ宮殿。
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フォンタンカ川沿いのシェレメチェフ宮殿

広大な敷地に広がるクリーム色の建物は、バロック様式建築で18世紀半ばに立てられたものです。

所有主はシェレメチェフ家。18世紀初頭のピョートル大帝の時代に軍人として大活躍をしたボリス・シェレメチェフの世代から、ロマノフ王朝有数の大貴族として繁栄してきました。

その富豪ぶりはすごく、ペテルブルクのこの本邸宅だけでなく、モスクワにも多くの屋敷・領地を所有していました。

「シェレメチェヴォ国際空港」も、
その昔、シェレメチェフ家の領地でした

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皆様もご存知のロシア・モスクワの玄関口である「シェレメチェヴォ国際空港」は、シェレメチェフ家の領地であったことから、由来する空港名です。
また同じモスクワのクスコヴォ宮殿やオスタンキノ宮殿も、シェレメチェフ家の邸宅でした。

さて、この本邸宅「シェレメチェフ宮殿」は多くの噴水があったことから、「噴水の家」とも呼ばれていました。

現在は残念ながら噴水はありませんが、「音楽」にまつわる数々のものを見ることができます。

18世紀~19世紀にかけて、広大な領地をもつ大貴族は、領地の農民(農奴)を音楽家や俳優として使い、音楽会や演劇を行いました。とくにシェレメチェフ家は、こうしたエンターテインメントに力を入れており、この邸宅で開かれる音楽会には多くの貴族が訪れました。

日本でも人気のロシアのクラシック音楽は、一般に19世紀前半に活躍したミハイル・グリンカ(代表作は、オペラ「ルスランとリュドミラ」など)から歴史が始まったと言われています。しかし、ロシア・クラシックの土台を築くための素地なくしては、彼の活躍はありませんでした。つまり、18世紀からこのシェレメチェフ邸などでコンサートが行われ、ロシア音楽の素地が育まれていたからこそ、グリンカはオペラを始めとする素晴らしい作品を生み出し、「ロシア音楽の父」として後世に名を残すことができたのです。

そのシェレメチェフ家がロシア音楽の素地であった証として、200年にわたり集められた数々の楽器のコレクションがあります。現在この宮殿の展示の大半を占めるこのコレクションは、世界的にも類をみない充実したものとなっています。

ピアノ、弦楽器のほか、打楽器、管楽器など、「こんな楽器もあるの?」と驚くほど、様々な楽器が展示されていて、ひとつひとつ、じっくり見ていると、時が経つのを忘れてしまうほど面白いです。
打楽器の展示
打楽器の展示

ハープ
ハープの展示

弦楽器の部屋
弦楽器の部屋

ウクライナの民族楽器バンドゥーラ
ウクライナの民族楽器バンドゥーラ

バラライカ
バラライカもあります!

楽器ばかりに目が行きがちですが、作曲家グラズノフ(代表作はバレエ音楽「ライモンダ」など)が使っていたピアノや日用品が展示されている部屋、またシェレメチェフ家の豪華な調度品も見所です。
ピアノの部屋
ショスタコーヴィチが使用していたピアノをはじめ、
様々な時代のグランド・ピアノが展示されています


その他、宮殿内には改装されたコンサートホールがあり、現在も頻繁にコンサートが開かれています。
ここで実際に音楽を聴くと、まるでロマノフ王朝時代のシェレメチェフ家で催された音楽会にタイムスリップした気分になります。

ロシア音楽のルーツを辿ってみたいという方は、ぜひ「シェレメチェフ宮殿」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

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レポート by マリー /モスクワオフィス




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