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クリミア~秘境を訪ねる旅~(後編) 

お待たせしました!クリミア~秘境を訪ねる旅~(後編)です。
ここでは、ヤルタの海岸風景から一転して、山間部の絶景をご紹介します。

~クリミア山脈 アイ・ピテリ山~

クリミアには、黒海とクリミア山脈が織り成す絶景がたくさんありますが、その中でもヤルタ郊外のアイ・ピテリ山はロープウェーで標高約1000メートルの山頂まで行けるので、おすすめです。ここから眺める岩山と海は最高です。
アイ・ピテリ山と海
アイ・ピテリ山と海

アイ・ピテリ山の山頂では、気候・風土・民族すべてが麓のヤルタとは違い、まるで別世界に足を踏み入れるかのようです。タタール系の人々が多く住んでおり、羊の放牧で生活しているのです。

羊肉のシャシリク(バーベキュー、串焼き)を試してみてはいかがでしょうか?

~クリミアに散ったタタールの夢、バフチサライ~

16世紀~18世紀までクリミア・タタールの首都が置かれていたバフチサライは、シンフェローポリから車で1時間弱のところにあり、むき出しの岩山が連なる谷の麓にある街です。クリミアはタタール人、ウクライナ人、ロシア人など現在でも様々な民族が住む地域ですが、バフチサライは、タタール系の人たちが多く、料理も羊がメインのタタール料理、ヤルタとは全く異なるエキゾチックなところです。

バフチサライの見所は、16世紀に建てられた「ハーンの宮殿」。
モンゴル・トルコの交じり合った独特のオリエンタル・スタイルのこの宮殿は、外観も内装も落ち着いた優雅なつくりになっています。ロシアの鮮やかさ、トルコのエキゾチックさとはまた違ったシックな色使い。四方を岩山に囲まれているせいか、どことなく儚げな雰囲気が漂っているのです。
ハーン宮殿入口
ハーン宮殿入口

それを象徴するのが、宮殿内にある噴水です。クリミア・タタールの最後のハーン(王)が亡くなった愛人を偲んでつくった噴水で「涙の泉」と呼ばれています。ハーンが悲しみのあまり、「石にも涙を流させよ」と命じてつくられたこの「涙の泉」は、後年ロシアの文豪プーシキンがこの地を訪れた際に、『バフチサライの泉』をして詩に詠ったことで有名になりました。
涙の泉
感動的エピソードを持つ噴水「涙の泉」

「涙の泉」にまつわるエピソードもさることながら、1917年ロシア革命に乗じてタタール人たちがクリミア共和国の独立宣言をしたものの革命軍に一蹴されてしまったことなど歴史的背景もあり、現在のハーン宮殿はクリミアに散ったタタールの儚い夢を今に伝える貴重な場所なのです。

~クリミアの中心で愛を叫ぶ、チュフト・カレ~

バフチサライのハーン宮殿から2キロ、車で10分ほどのところに、岩山の中につくられた修道院「ウスペンスキー寺院」へ至る散歩道があります。
ウスペンスキー寺院入口へ上る階段
ウスペンスキー寺院入口へ上る階段

坂道を20分ほど登ると、岩壁に掘られたキリストや聖人の姿がみえてきます。階段を登り、岩を掘ってつくられた洞窟の修道院の中へ入ると、そこは蝋燭であかりをとった礼拝堂があります。洞窟の中の祈りの場所、それはタタール(イスラム教徒)やソ連に迫害されながらも、守り続けられてきた神聖な祈りの場所なのです。
ウスペンスキー寺院
ウスペンスキー寺院

このウスペンスキー寺院は、東ローマ帝国(ビザンチン帝国)がこの地を支配していた8世紀~9世紀につくられたといわれ、東方正教会の寺院です。クリミア・タタールの支配下に入った後も、この地の正教会の中心として機能してきました。1921年に一旦閉鎖されるものの、現在に至るまで訪れる信者は後をたちません。

そのウスペンスキー寺院を後にし、さらに山道は続きます。
30分以上登ると、高度があがるせいか、高木が少なくなり、岩山の頂がみえてきます。
このあたりになると、かなり急な登り道になります。

そして頂上の近くにくると、その岩山が要塞のように堅固な壁となっているのに気づくでしょう。その入口がチュフト・カレ。
チュフト・カレの外壁
チュフト・カレの外壁

チュフト・カレは、海抜540メートルにある、6世紀頃にできた洞窟の住居跡で、1世紀にはすでにクリミアに移動してきたといわれるユダヤ人の集落だったといわれています。チュフト・カレとは、「ユダヤの要塞」という意味です。昔から戦争が絶えることがなかった土地柄、住民が騒乱から逃れるシェルター的役割を果たしていたのでしょう。実際に19世紀までは人が住んでいたそうです。
19世紀までは人が住んでいたという「チュフト・カレ」
19世紀までは人が住んでいたといわれる「チュフト・カレ」

洞窟の住居跡を抜けると、すばらしい光景が広がっています。

それがボリショイ・キャニオン。

ボリショイはロシア語で大きいという意味なので、ずばり「クリミアのグランド・キャニオン」といってもいいでしょう。
眼下に広がる深い渓谷、そして絶壁の彼方に見える青い海(写真ではわかりにくいですが)。言葉にならない感動が湧き上がります。
ボリショイ・キャニオン
クリミアのグランド・キャニオン!「ボリショイ・キャニオン」

「世界の中心で愛を叫ぶ」という映画が数年前に大ヒットしましたが、まさにここは06.gif「クリミアの中心で愛を叫ぶ」
クリミアの大自然を堪能てきるこのボリショイ・キャニオン、少し時間はかかりますが、バフチサライを訪れた際には、ぜひ足を運ぶことをお勧めします。

01.gif

クリミア(ウクライナ)への個人旅行手配はネットトラベルサービスにて承ります

レポート by マリー /モスクワオフィス



コメント

写真と文章を満喫させて戴きました。やっぱりクリミアはいいですね、、。羨ましいです。一人旅でしたか?また行きたいのですが、、。スパシーバ バリショーイ

ステキですね!岸壁に彫られたウスペンスキー寺院に、ボリショイ・キャニオンv-354壮大です!
私も「愛を叫び」たくなりましたv-344

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