クリミア~秘境を訪ねる旅~(前編) 

クリミアってどんなところ?
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クリミアと聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょう?
モンゴルに支配されクリミアハン国、クリミア戦争でのナイチンゲールの活躍、1945年のヤルタ会談が行われたところなど、世界史に何度も登場する有名な場所と記憶している方が多いと思います。

黒海に面したクリミア半島は、その面積の多くを山・丘陵地帯が占めており、美しい海と山に囲まれ、1年を通じて温暖な気候に恵まれたところです。

地理的に東西行路の重要な場所であったことから、ギリシャ・ビサンチン・モンゴル(タタール)・ロシア・ソ連など様々な国に支配され、侵略と攻防の歴史が繰り広げられてきました。

それ故、クリミア半島に住む人々も、ロシア人、タタール人など多数の民族から成っており、
それぞれの生活スタイルが融合し、独特の文化を生み出してきました。その痕跡を今でも辿ることができます。

クリミアの陸・空の玄関口は、シンフェローポリ。キエフやモスクワなど周辺の大都市から飛行機・列車でシンフェローポリへ入り、その後クリミア各地へはバスや車で移動します。

~クリミアの真珠、ヤルタ~

シンフェローポリから車で約2時間のところに位置するヤルタは19世紀はじめからロマノフ王朝の皇帝・貴族たちの保養地として、発展してきました。彼らによって建てられた宮殿がいくつも残っています。

06.gifリヴァディア宮殿

その中でも有名なのが、ニコライ2世の別荘として20世紀初めに建てられたリヴァディア宮殿。1945年2月、第2次世界大戦後の世界構想について話し合うため、アメリカのルーズベルト、イギリスのチャーチル、ソ連のスターリンが極秘で集まった「ヤルタ会談」は、まさにこの宮殿で行われました。1階はヤルタ会談の様子が再現されており、戦後60年以上たった現在でも緊迫した雰囲気が伝わってきます。また2階はニコライ2世とその家族の写真やインテリアが飾られており、ロマノフ王朝黄昏の栄華に思いを馳せることができます。
006_Livadia hall
「ヤルタ会談」が行われた部屋

06.gifヴォロンツォフ伯爵のアルプカ宮殿
19世紀半ばにイギリス人建築家によって建てられたこの宮殿は、山側はイギリスのチューダー調、海側がアラビア調の外観で、見事にヤルタの海・空・山に融合しています。宮殿内もそれぞれ特徴をもったスタイルで統一された豪華な部屋が多数みることができます。見所はやはり宮殿から望む庭と海の絶景です。咲き誇る花々、果てしなく続くブルーの海。訪れる人を魅了してやみません。
ヴォロンツォフ伯爵のアルプカ宮殿
アルプカ宮殿海側の景色

06.gifツバメの巣

ヤルタのシンボル的スポット。1912年にドイツ人の貴族によってヤルタの海岸沿いの崖に建てられたお城です。写真ではご紹介できませんが、海から臨む「ツバメの巣」も絶景です。お城の内部は現在、高級なイタリアン・レストランになっています。
ヤルタのシンボル的スポット・ツバメの巣
ヤルタのシンボル的スポット・ツバメの巣

06.gifチェーホフの家博物館

作家アントン・チェーホフもヤルタをこよなく愛し、19世紀末にヤルタを舞台にした「犬を連れた奥さん」という小説を執筆しています。またチェーホフが住んでいた別荘も、現在博物館として公開されています。病弱だったチェーホフが、温暖な気候、美しい海、澄んだ空気の中で、いかにインスピレーションをかきたてられたかを知ることのできる、貴重なスポットです。
チェーホフの家博物館
チェーホフの家博物館

06.gifヤルタの町

現在のヤルタは、ロシア人、ウクライナ人の新たなリゾート地として観光化がすすみ、メインストリートの「レーニン海岸通り」には有名ブランドショップやお洒落なレストランが立ち並んでいます。
ヤルタの港
ヤルタの港

それとは別に、昔ながらのあらゆるものが手に入る市場や、シャウルマ(薄いパン生地にサラダと鶏肉を包んだロシア風ケバブ)やアイスクリームが売っている屋台、山の多いこの街の重要な足であるトロリーバスなど、以前とは変わらない光景もみられます。
ヤルタのメインストリート・レーニン海岸通り
ヤルタのメインストリート・レーニン海岸通り

ヤルタは、どこへ行っても美しい海と山が臨め、開放的な雰囲気を味わうことができます。地元の人たちも、キエフやモスクワの人とは全然違った穏やかな表情をし、流れゆく時間に身をゆだねて、生活している様子がうかがえます。

レポート by マリー /モスクワオフィス


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いかがでしたか?クリミアにはこんなに心癒される風景があります。
後編では、さらに感動的な絶景をご紹介いたします。ドキドキしますね!
お楽しみに!

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コメント

海岸の眺めが清々しい!

ヤルタが、すてきな海の町だったなんて!

ヤルタ会談のイメージが色濃かった分、新鮮ですv-353
波のきらめきも立派な財産ですねv-354

海岸沿いに、
『犬を連れた奥さん』とチェーホフの銅像があると聞きました
ちょっと2人の会話も想像したりなんかしてi-185

Re: 海岸の眺めが清々しい!

Napocskaさん、いつもコメントありがとうございます!
今回、銅像はスペースの関係で掲載できませんでしたが、とてもロマンチックな感じです。
Napocskaさんも、ぜひお出かけください!

バフチサライは行かれましたか?大好きな場所なんです。

Re: タイトルなし

Tybaさん、コメントありがとうございます!バフチサライ、素晴らしいですよね!その絶景については、後編でお届けします。ぜひお楽しみに!!!

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