サンクトペテルブルグお湯事情 

サンクトペテルブルグのお湯が茶色い訳tsurupurple.gif

ロシア旅行から帰ってきた知り合いから「ホテルのお湯が茶色だった」と聞いたことはありませんか? 特に、サンクトペテルブルグのお水は、水道水も飲料水として使っている私達日本人の感覚からすると、誰もが驚くでしょう。茶色がかった少々錆くさいお水が、蛇口をひねるとでてくるのです。

サンクトペテルブルグは湿地帯に人工的に建設された町であるため、そもそも質のいい天然水は存在しません。

またソ連時代、特に戦後すぐの安価な突貫工事によりつくられた配水管はすでに錆びてぼろぼろになっており、毎年修理が必要です。この修理の時期が5月から8月のまさに観光シーズンにあたるのです。
1canal_cruise.jpg
川と運河が交差する美しい水の都-サンクトペテルブルグ

このために、市内・及び近郊の各区域ごとに3週間お湯の供給を全面停止し、配管を掘り起こして修理を行います。いつ修理工事が行われるか、事前に全市民に知らされるわけではないので、市民にとっても、不便を感じる時期になるのです。

tsurupurple.gif

さて、私たちツーリストにとって、この修理工事がどうかかわってくるのでしょうか。

それは工事区域周辺で、工事により赤錆が大量に流れ込んでしまい、濃さの程度の差はあっても、薄い黄色や茶色~濃い黄色・茶色または赤茶色といった水が蛇口からでてくることが、珍しくなくなります。

5つ星ホテルは自家浄水装置やボイラーシステムを設置して通常の水供給を行うようにしているとのこと、4つ星ホテルは何とかしようとしているところですが、それ以外の、特にソ連時代につくられた大型ホテルは、周辺に配管工事をしているところがあると、茶色のお湯しかでないという事態にしばしば見舞われます。
また、夜間の11:00過ぎから朝の6:00ごろまでは、水の配管のバルブを閉めて、工事を行うことも多々あり、この時間帯は、お湯・水が出にくい、出ても水圧が低いといった事態も起きることがあります。(この期間にご旅行される方は、早めにお風呂に入られることをお勧めいたします。)

工事区域のインフォメーションが直前にしかだされず、かつその区域のその年の配管の状態により、赤錆の流れ出す量も異なるため、あらかじめホテル側がお客様にお湯事情を説明することができません。

ただ、これらの水は決して健康に悪いものではありません。もともと水の質がよくないため、5つ星ホテルでも少し茶色がかった水がでることはしばしばあります。

<茶・黄色がかったお湯の例。ホテルや時期によって異なります>
1Ladogar.jpg
1novotel.jpg
1St Petersburg
1Moskva.jpg

tsurupurple.gif

発想の転換で、ロシアをもっと楽しもう!

ところで、なんとかこの問題をクリアする方法はないものでしょうか?
そこで、旅慣れた添乗員さんたちに、お勧めのアイデアをうかがってみました。
たとえば、お気に入りのバス・フォームを蛇口の真下に注ぎ、お湯を入れはじめ、十分に泡立てて入る。また、香りの良い、エッセンシャル・オイルを1-2滴垂らすと良い、と教えてくれた方もいらっしゃいました。
バス・ソルト(入浴用の塩)も良いようです。ヨーロッパは全体的に、水質が硬いから、お塩を入れると若干柔らかくなるし、薄い黄や赤茶っぽい色も気にならなくなる、薄くなる(?)のだそうです。
「ホテルに戻ったら、やはりお湯につかって、疲れやむくみをとりたい」と、ロシアに来る時に限らず、添乗の際は、「温泉の素」を持参する添乗員さんも少なくないようです。「通常、入浴剤はお湯を入れた後に入れるけれど、海外では先に浴槽に入れてから、お湯を満たしていく方がいいと思います。」とアドバイスしてくれました。(確かに、入浴剤を混ぜれば、色を気にする必要はないかもしれません。特に、柑橘系/黄色系の入浴剤が良いようです。)

ロシアは10数年前まで社会主義の国であり、日本にとっては未知の謎に包まれた国だったのは、皆様ご存知の通りです。

そのミステリアスさを未だに実体験できる、数少ないものが、「お湯」だと考えてみてはいかがでしょうか。 皆様がロシアへ行きたいという動機には、イギリス・フランス・ドイツ・イタリアなどのヨーロッパ諸国とは違う「何か」を体験できるのではないかという期待もきっとあるのではないでしょうか?

「お湯」もそのひとつ。他では味わえないユニークな体験で、貴重なロシア滞在を最大限エンジョイしてみてはいかがでしょうか!

モスクワ、サンクトペテルブルグへの個人旅行手配はネットトラベルサービスにて承ります。

matryoshka07.gif


レポート by マリー /モスクワオフィス



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://tumjpn.blog48.fc2.com/tb.php/124-b8b0c1eb

skin presented by myhurt : BLOG | SKIN

FC2Ad

  
copyright © 2005-2009 Privet!ロシア, Tumlare Corp. all rights reserved. Powered by FC2ブログ