スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「ロシア」のルーツ?!ウクライナの首都・キエフを訪ねて 

「ロシア」のルーツは、キエフにあり
08.gif

ウクライナの首都キエフといっても、私たち日本人には馴染みの薄い地名かもしれません。

キエフは現在人口300万人弱の大都市で、すでに5世紀にはこの地域の交通の要として機能していたといわれています。9世紀に、ノヴゴロド公がキエフを征して、キエフを中心に国をつくったことから、キエフ・ルーシ(現在のウクライナ)の歴史が始まりました。

ロシア、ベラルーシ、ウクライナの人々は、スラヴ民族の中でも「東スラヴ人」と呼ばれており、彼らの初の国家がキエフ・ルーシでした。

つまり私たちがイメージするいわゆる「ロシア」のルーツは、キエフにあるといっても過言ではないのです。

今回は、東スラヴ人の源、古都キエフについて紹介します。

キエフは大都市ですが、見所はドニプル川西岸中心部に固まっているので、基本的に徒歩でまわることができます。主な見所を訪れてみましょう。

05.gifペチェルスカ大修道院
キエフ観光の最大の見所・ペチェルスカ大修道院は、東スラブの正教会の中で最も古い修道院のひとつであり、ウクライナ・ロシアを含めた東スラブ正教の最初の総本山でした。11世紀にギリシャの僧侶たちが、ここに洞窟を掘って修道生活をはじめました。彼らの死後も、後継者たちが洞窟を掘り進め、信仰生活を続けたことから、「洞窟の修道院」と呼ばれるようになりました。

現在、この大修道院は、入口から主要な教会が立ち並ぶ「上の修道院」と、洞窟のある「下の修道院」のふたつの部分からなっています。

まず美しく華やかなフレスコ画で埋め尽くされた「聖三位一体教会」の入口を通って、修道院へ入場します。ここから「上の修道院」の始まりです。
001_Pecherska entrance
華やかなフレスコ画が美しい「聖三位一体教会」の入口

敷地内へ一歩入ると、黄金の屋根をいただくウスペンスキー大聖堂と鐘楼が目に入ります。そのほかトラペズナヤ教会、現在は博物館になっている数々の建物が立ち並んでいます。ウスペンスキー大聖堂は第2次世界大戦で破壊されたため、近年再建された新しいものですが、そのほかは18世紀に建てられたものです。
002_Uspensky church pecherska
ウスペンスキー大聖堂

各教会内のフレスコ画やイコンもすばらしいですが、各博物館も見応えがあります。とくに「歴史文化博物館」の1000年以上前の装飾品、また「民族装飾美術博物館」のウクライナの民芸品は、必見です。

「上の修道院」をじっくり見学した後は、標識に従って「下の修道院」へ行きましょう。
石畳の急な坂を下っていくと、入口がみえてきます。

ここからは、華やかな「上の修道院」とはがらりと様相を変え、厳かな雰囲気に包まれます。この修道院の原点となったこの洞窟で信仰生活を行った修道僧たちは、皆、洞窟内で亡くなり葬られているため、そのお墓も洞窟内にたくさんあります。
「下の修道院」入り口
「下の修道院」入り口

ここは、「近い洞窟」(=短い洞窟)と「遠い洞窟」(=長い洞窟)に分かれており、至るところにお墓や礼拝所がありますが、現在、ウクライナ各地から巡礼に来る正教信徒やツーリストのために見学通路が整備されています。お墓は、ミイラ化した僧侶に聖衣が着せられ、棺に入れられているもので、ガラス越にご遺体を見ることができます。

ろうそく(有料)をもって、男性は脱帽し、女性は頭と腰にスカーフ(入り口で貸し出し)を巻きつけ、見学ルートに沿って洞窟に入りましょう。

1000年近く前から、修道僧たちが祈りを捧げてきた聖なる場所。300年にわたるタタール支配、ソ連時代の圧政などの歴史を重ねて思い浮かべると、より一層感慨深い気持ちになるでしょう。

このペチェルスカ大修道院は、キエフ最大の観光名所でもありますが、ウクライナ正教の総本山として現在も活動しており、ウクライナ各地からの信者もたくさん訪れます。ここはウクライナ人にとって「聖地」です。見学の際は、信者の方の祈りの邪魔にならないように、気をつけましょう。

また、敷地が広いので、カフェやお土産屋、有料トイレもあります。教会、博物館、洞窟など見所がたくさんありますので、ゆっくり時間をとって見学してみることをお勧めします。

05.gifウラジーミル聖堂
ペチェルスカ大修道院から地下鉄に乗って、2駅目「ウニヴェルシテト」で下車すると、タラス・シェフチェンコ通りにでます。公園を右手に歩いていくと、クリーム色の教会がみえてきます。これがウラジーミル聖堂。外観はごく一般的な正教会の教会ですが、見所は中のフレスコ画です。19世紀末のロシア・アールヌーヴォーを代表する画家、ヴィクトル・ヴァスネツォフやミハイル・ヴルーべリが描いた華麗なフレスコ画は、伝統的なイコンや正教のフレスコ画とは少し異なったフォームと色彩から成っており、非常に見応えがあります。
絵画のようなイコンが美しいウラジーミル聖堂内部
絵画のようなイコンが美しいウラジーミル聖堂内部

05.gif黄金の門
11世紀後半に城壁の門としてつくられ、当時は門の上のドームが金色に輝いていたことから、「黄金の門」と呼ばれるようになりました。

当時の門跡を保存するために、現在は新たにそれを覆う門?のような建物がつくられたため、実際に足を運んでも、よくわからないかもしれません。ですが、現在は街の中心に位置するこの場所が、当時の大国キエフ・ルーシの玄関口でした。1000年を経て、キエフがいかに大きな都市となったか、想像がつくことでしょう。
往年は黄金のドームが輝いていた「黄金の門」
今でこそわかりにくいが、往年は黄金のドームが輝いていた「黄金の門」

05.gifソフィア大聖堂
「黄金の門」を左手に、ウラジーミル通りを進むと、広場に面してソフィア大聖堂がみえてきます。入口は水色の高い鐘楼。ソフィア大聖堂は現存するキエフ最古の教会といわれており、1037年に建てられたといわれています。現在の教会は17世紀に再建されたものですが、外壁の一部と内部は11世紀当時のまま、残されています。とくに内部のフレスコ画とモザイクは圧巻。中央に描かれたキリスト像は1000年の時を経ても変わらない輝きを放っています。
現存するキエフ最古の教会
現存するキエフ最古の教会といわれるソフィア大聖堂

05.gifアンドレイ坂
ソフィア大聖堂前の広場をさらに先に進んで交差点を渡ると、その先の道に露店が立ち並んでいるのが見えます。この通りとつきあたる通り「アンドレイ坂」は、キエフ随一の「蚤の市」で、画家が自分の絵を売っていたり、食器などの日常生活品のほか、ツーリスト向けに伝統的なマトリョーシカや琥珀の他、写真にあるようなきのこ・ひまわりなど、ウクライナの名産を飾りにつけたお人形、ブローチなども売られています。見て回るだけでも、あっという間に時間が過ぎてしまいます。色々なお土産を、楽しく探してみましょう。
キエフ随一の蚤の市「アンドレイ坂」
キエフ随一の蚤の市「アンドレイ坂」

05.gifアンドレイ教会
アンドレイ坂にあるアンドレイ教会は、ブルーの気品のある建築で目をひきます。それもそのはず、サンクトペテルブルクのエルミタージュを設計したイタリア人建築家ラストレッリが、18世紀半ばにロマノフ王朝のエリザベータ女帝の命によって手がけたもので、内部の繊細な装飾も必見です。
ラストレッリが手がけたアンドレイ教会
ラストレッリが手がけたアンドレイ教会

05.gifウラジーミルの丘
ドニプロ川沿いに広がる森林、そこに照り輝く金色の教会の屋根は、森の都キエフを象徴する風景です。。この風景を一望できるのが、ウラジーミルの丘。この丘から臨めるドニプロ川の雄大な流れと森とキエフの街並は、感動的です。
ウラジーミルの丘から望むドニプロ川
ぺチェルスカ修道院から望むドニプロ川

05.gif独立広場・フレシチャーチク通りウラジーミルの丘でキエフを一望した後は、丘を下り独立広場へ。どの道からも下っていく方向が独立広場になりますので、迷子になる心配はありません。独立広場はいくつもの噴水とウクライナ独立記念碑があり、キエフの街の中心広場となっています。そこを通って、キエフのメインストリート「フレシチャーチク通り」を散策しましょう。ウクライナで一番の繁華街なだけあり、夜遅くまで行き交う人が絶えません。各店も比較的遅くまで開いています。お勧めは、ベッサラブスキー中央市場。ベッサラブスキー中央市場
賑わうベッサラブスキー中央市場

ここでは、あらゆる食料品が売られており、ウクライナ名物の豚の脂身サーロもここで試食できます!
ウクライナ名物、サーロも試食できる!
ウクライナ名物、サーロも試食できる!
脂肪分が高いので、お腹をこわしやすい方は、ご注意ください。

また、ウクライナ料理を気軽に楽しみたいなら、セルフ・サービス形式のレストラン「プザタ・ハタ」がおすすめです。フレシチャーチク通りだけでなく、街中に何軒もあるチェーン店ですので、ぜひ一度は足を運んでみるといいでしょう。

このように1日で全部まわると、少々慌しくなってしまいますが、キエフは街全体が美しく、ただ歩いているだけでも色々な発見があります。
ご自身のスケジュールやコンディションを考えて、「東スラヴ人のルーツを辿るキエフの旅」を楽しんでみてください。

キエフ(ウクライナ)への個人旅行手配はネットトラベルサービスにて承ります

レポート by マリー /モスクワオフィス


スポンサーサイト

skin presented by myhurt : BLOG | SKIN
  
copyright © 2005-2009 Privet!ロシア, Tumlare Corp. all rights reserved. Powered by FC2ブログ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。