1千年の歴史ある古都-ヤロスラヴリ 

「黄金の環」最大の街ヤロスラヴリ
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モスクワ周辺に点在する古都群は「黄金の環」と呼ばれ、ロシア観光の人気スポットとなっていますが、その中でも最大の街がヤロスラヴリです。

モスクワからヤロスラヴリ街道を北に約260キロ、車で約5時間行ったところにあるヤロスラヴリ州の州都であり、ヴォルガ川沿いに位置するため、昔は交易の拠点として、そして現在は工業の盛んな街として、重要な役割を果たしてきました。

2010年に建都1千年を迎えるヤロスラヴリは、キエフのヤロスラフ公によってつくられた街で、モンゴルの支配・その後の動乱の時代・ロマノフ王朝時代・ソ連時代・そして現在に至るまで、この地域の一大商業都市として発展してきました。

今回は、このヤロスラヴリの見所を巡っていきましょう。


スパソ・プレオブラジェンスキー修道院
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スパソ・プレオブラジェンスキー修道院
スパソ・プレオブラジェンスキー修道院

この街の礎となったのが、12世紀に創設されたこの修道院です。堅固な壁で囲まれた要塞型の修道院で、かつては街の中枢機能がここにすべてありました。

「聖なる門」と呼ばれる入口からして、とにかく古い修道院であることがわかります。この門にも16世紀のものといわれるフレスコ画が残っています。

中心はスパソ・プレオブラジェンスキー聖堂。16世紀に建設されたものが今でも保存されており、とくに教会内部のフレスコ画は必見です。

また2008年11月現在修復中ですが、鐘楼も16世紀に建てられたもの。夏場は上まで上ることができ、ヤロスラヴリの街並とヴォルガ川を眺めることができます。

またこの修道院内の建物は、主にヤロスラヴリの歴史にまつわるものが展示されている施設となっています。

ヤロスラヴリのお土産をほとんど網羅している大きなお土産屋やオープン・カフェもありますので、ゆっくりと観光されることをお勧めします。


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ヤロスラヴリのシンボルである「熊」は、街の創設者ヤロスラフ公が、襲いかかってきた熊を打ち殺したという伝説から来ています。ヤロスラヴリのお土産には、必ず熊のマークが入っていますので、注目してください!
ボルガ川沿いの公園内にも熊の植え込みが
ボルガ川沿いの公園の植え込みにも熊の絵柄が

スパソ・プレオブラジェンスキー修道院内には、生きた熊が飼われています。なかなか拝見できる機会は少ないのですが、チャンスがあればぜひ見てみましょう!

預言者イリヤ教会
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予言者イリヤ教会
予言者イリヤ教会

ソヴィエツカヤ広場の中心にある美しいこの教会は、17世紀に街の商人によって建てられた教会です。白壁と緑の屋根のコントラストが非常に美しく、遠くからでも目につきます。有名なのは、建設当初から一度も手を加えていないという教会内部のフレスコ画。通常教会内のフレスコ画は、聖書を読めない人々のために、聖書の物語が描かれていますが、ここのフレスコ画は当時のヤロスラヴリの人たちの日常生活も描かれており、当時のこの地域の風土・生活を知る上での重要な手がかりとなっています。

“音楽と時間”博物館
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預言者イリヤ教会から歩いて5分ほどのヴォルガ川のほとりに、かわいらしい建物があります。それが“音楽と時間” 博物館。プライベートの博物館ですが、その名の通り、種々の楽器と古時計が展示されています。ベルやオルガンなどのアンティークの楽器、ところせましと飾られた古時計・・・一瞬にして私たちをノスタルジックな気分にさせてくれます。お土産・カフェも併設していますので、「時」を忘れてゆっくり過ごされてはいかがでしょうか?
「音楽と時間」博物館でノスタルジックな気分に
「音楽と時間」博物館でノスタルジックな気分に

雄大なヴォルガ川
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ヤロスラヴリのシンボルは熊の他に「ヴォルガ川」があげられるでしょう。ヴォルガ川なくして、この街の発展はありえませんでした。今も昔も物流、そして工業が盛んなのは、このヴォルガ川があったからです。現在では、ロシアのみならず世界各国の大手メーカーがヤロスラヴリに注目しており、次々と工場建設がすすめられています。

私たちツーリストは、預言者イリヤ教会を背にヴォルジスカヤ塔を通りすぎて、ヴォルガ川とコータラス川の合流地点を目にするとき、そのあまりに雄大な光景に目をみはらずにはいられないでしょう。河口まで何百キロもあるにもかかわらず、川幅の広い二つの大河がゆっくりと合流する姿に、ロシアの広大さをあらためて感じます。
雄大なヴォルガにロシアの広大さを思う
雄大なヴォルガにロシアの広大さを思う

2010年に迎える建都1000年祭
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この街は「ヤロスラヴリ市街の歴史地区」としてユネスコ世界文化遺産に2005年に登録されています。もちろん以前から観光にも力を入れてきた街ですが、2010年に建都1000年を迎えるにあたり、ヤロスラヴリ州政府をあげての、ツーリスト誘致のための大規模なプロモーションが行われています。

街中には、ツーリストも立ち寄りやすいカフェやレストランがたくさんあり(もちろんマクドナルドもあります!)、個人でも非常に観光しやすいところです。

モスクワから250キロ以上離れた場所というと、かなり遠い気がしますが、実は、メジャーな観光スポットである「セルギエフ・ポサード」は、ヤロスラヴリ街道沿いに位置しており、モスクワから1泊2日でセルギエフ・ポサードとヤロスラヴリを観光することができます。また丸2日間をヤロスラヴリ街道観光にあてれば、同じ街道沿いにあるペレスラヴリやロストフ・ヴェリーキーに足を運ぶこともできます。どの街も何百年という歴史があり、それぞれに見所があります。

「黄金の環」には、定番のウラジーミル、スーズダリの他にも、魅力的な古都がたくさんあります。
2010年に建都1000年を迎えるヤロスラヴリ、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

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レポート by マリー /モスクワオフィス



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