お勧めデスティネーション/タタルスタン共和国のカザン(後編) 

カザン 
ロシア正教とイスラム教が並存する町/後編

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皆さん、こんにちは!カザンの後編では、お食事やお土産など、旅のヒントをご紹介します。

カザンの街並み
ロシアの典型的な地方都市の街並みの中に、少しエキゾチックな雰囲気が漂うカザン。
道行く人々の半分がタタール人ということもあるからでしょう。
ロシアとイスラムがまさに「ミックス」している感じがあります。
カザンの街並み
カザンの街並み

旧ソ連時代のなごりで、グム(国営百貨店)とツム(中央百貨店)もあります。

グム百貨店
グム百貨店

ツムのほうは、ご覧の通りリニューアルオープンしたばかり。中にはモスクワにもチェーン店を展開しているスーパー「バヘトレ」があります。
ツム百貨店
ツム百貨店

ツム内にあるスーパー・バヘトレ
ツム内にあるスーパー・バヘトレ

カザンのアルバート通り?歩行者天国のバウマン通り
クレムリンからカザンの町の中心まで行く通りの一つにバウマン通りがあります。
歩行者天国で、日中はお土産露店が立ち並ぶ繁華街。
通りにあるマクドナルドも、カザンらしいデザインになっています。
バウマン通り
バウマン通り

カザンのマクドナルド
カザンのマクドナルドは、
外観の色合いもエキゾチック


地下鉄
2005年、建都1000年を記念して建設された地下鉄も一見に値します。
クレムリン駅の入口。モスクとマッチした入り口になっています。
地下鉄クレムリン駅入り口
地下鉄クレムリン駅入り口

改札を通り抜けると、イスラム教の特徴であるモザイクの絵がみられます。
もちろん、ロシア語とタタール語の併記。
地下鉄構内
地下鉄構内。ブルーが美しいモザイク

プラットフォームは、カザンのシンボル「竜」の絵が描かれています。
ロシアの他地域の地下鉄ではみられない独特のデザインです。
新しい地下鉄なので、乗り心地は抜群です。
プラットフォーム
竜が描かれた、独特のプラットフォーム

食べ物
イスラム教では豚肉を食さない、またお酒を飲まないため、タタール人の食事は非常に質素です。
基本は、食事時はヌードルスープに煮込んだ牛肉、おやつ時にはチャクチャクという蜂蜜味のソフト・クラッカー(かりんとうに似ています)と紅茶をいただく、というのが基本スタイル。
チャクチャクと紅茶
チャクチャクと紅茶

カザン風ピロシキ
カザン風ピロシキ

ヌードルスープ
ヌードルスープ

牛肉の煮込み料理
牛肉の煮込み料理。お肉が柔らかそう!

タタルスタンというと、以前ブログでご紹介したクリミア・タタールと同じ食文化をもっているのかと私は考えていましたが、実は全然違い、シャシリク・羊肉はタタルスタンの郷土料理にはないそうです。

お土産
タタールの帽子や靴、小物入れをはじめ、エキゾチックなマトリョーシカ、お皿などがあります。これらの小物とお菓子のチャクチャクとセットにすると、完璧な「タタール土産」になります。

お土産屋さん
お土産屋さん
色彩が独特なマトリョーシカや小物入れ
色彩が独特なマトリョーシカや小物入れ

タタールのお土産「靴」
タタールのお土産「靴」

タタールの民族衣装
独特の色合いのタタールの民族衣装。撮影時期が年末だったので、
デェッド・マロースのディスプレイがほほえましい


街の雰囲気、文化、料理などからもわかるように、タタール人は非常に温厚な人柄で、質素な生活を好む人たちです。ツーリストにもとても親切。

カザン周辺にも見所がたくさんあり、一度ではご紹介できませんが、カザンはモスクワからは飛行機で1時間半の距離にあり、市内観光、クレムリン観光、そしてバウマン通り散策を1泊2日でこなせる、非常にお手頃なデスティネーションです。

ロシアといえばペテルブルク・モスクワ、そして黄金の環が観光地として有名ですが、もう一歩ロシアを深く知りたい方に、お勧めします。

 

カザンの異文化を五感で堪能/ マリー /モスクワオフィス


01.gifロシアをもっと深く知ってみよう!カザンの街には日本人に似た顔立ちの人もみかけます。カザンへ立ち寄りたくなったら、
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お勧めデスティネーション/タタルスタン共和国のカザン(前編) 

カザン 
ロシア正教とイスラム教が並存する町/前編

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モスクワから東に800km行ったところに、タタルスタン共和国の首都カザンがあります。
ヴォルガ川沿いに位置するこの街は、1000年以上の歴史を誇る100万都市。

現在でも人口の半分以上がイスラム教徒のタタール人という、独特の文化をもつカザンを2回に分けてご紹介します。第1回目の前編は、カザン・クレムリン。

歴史
10世紀~13世紀、この一帯はヴォルガ・ブルガールというイスラム教徒が勢力を誇っていましたが、13世紀にモンゴルのキプチャク・ハン国の支配下に入ります。そして15世紀初頭、キプチャク・ハン国が分裂、カザンを首都とするカザン・ハン国ができました。
しかしその繁栄も100年ほどしか続かず、1552年、ロシアで勢力を拡大しつつあったイワン雷帝にカザンは征服されました。

以降、ロシアの一地方都市として、発展していきます。ロマノフ王朝時代には、ヴォルガ川のダム建設、カザン大学の設立、印刷所などがつくられました。ソ連時代には自治共和国が設立され、タタール人の文化・言葉が復興されました。

現在、カザンでは全員がロシア語を話しますが、タタール人の間ではタタール語が使われており、街中の標識も、ほとんどロシア語・タタール語の併記となっています。
タタール語で上演が行われる演劇専門の劇場もあります。
ロシア語とタタール語が併記してある標識
3ヶ国語併記の標識。
WC、SOUVENIRは上からロシア語、タタール語、英語


カザン・クレムリン
11世紀にヴォルガ・ブルガール人たちによって最初につくられたといわれる、カザンのクレムリン。イスラム教徒の彼らがつくったのは、もちろんモスクでした。
16世紀半ばイワン雷帝にこの地が征服された後、クレムリンのモスクは破壊され、17世紀に入りロシア正教の教会ブラゴヴェシェンスキー聖堂と鐘楼がクレムリン内に建てられました。

1995年にクレムリンにモスクを再建さすることが決定され、2005年、ちょうどカザン建都1000年にこのモスクが完成。

今はクレムリン内に、ロシア正教会とモスクが立ち並ぶ、世界でも稀にみる貴重なスポットです。(2000年にユネスコの世界文化遺産にも登録されています)。

クレムリン全景
モスクで一目で「カザン・クレムリン」とわかる外観

クレムリン通りからみえるスパスカヤ塔
スパスカヤ塔
スパスカヤ塔

16世紀に入ってから建てられたロシア正教の塔ですが、幾度かの修復を経て、今はイスラム教の建築と融合した、エキゾチックな白い塔となっています。
クレムリン内の案内図。非常に広大な敷地であることがわかります。
クレムリン案内図
クレムリン案内図

クル・シャリフ・モスク
カザン・クレムリンのシンボルともいえる、トルコブルーの屋根をもつモスク。その美しさにはただ溜息しかでてきません。
ブルーが美しいモスク
ブルーが美しいモスク

モスク入口「クル・シャリフ」と書いてあります
モスク入口「クル・シャリフ」と書いてあります

現在でもイスラム教徒が礼拝に訪れており、私が訪れたときは結婚式が行われていました。内部撮影は禁止されているので、残念ながらご紹介できませんが、息を呑むほど美しい内装です。

ブラゴヴェシェンスキー聖堂
ロシア正教の支配下に入った16世紀後半に建てられた正教会。モスクのトルコブルーとはちょっと違って、少し淡いブルーの円屋根をいただく、典型的なロシア正教の聖堂です。中も荘厳な雰囲気。
ブラゴヴェシェンスキー聖堂
ブラゴヴェシェンスキー聖堂

シュユンビケ塔
建設されたのは、ロマノフ王朝に入ってから(つまり17世紀から18世紀初頭)といわれていますが、詳しい記録は残っていないそうです。
この塔は、カザン・ハン国最後の王妃シュユンビケが、身投げをしたことから、現在「シュユンビケ塔」と呼ばれています。
シュユンビケ塔
シュユンビケ塔

ピサの斜塔ほどではありませんが、かすかに傾いていますね。
この塔も、その謂れもあり、カザンのシンボルのひとつとなっています。

現在のタタルスタン共和国大統領府
大統領府
大統領府

クレムリンを囲む堅固な城壁
城壁
城壁

さあ皆さん、いかがでしたか?モスクワのクレムリンとは一味も二味も違います。同じロシア国内にある都市とは思えないですね。次回後編では、カザンの街並みや、食べ物、お土産などについてご紹介いたします。お楽しみに

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